この度、bitBiome株式会社が行っている「AI時代に向けた疾患特有の微生物データベースの開発」事業が(公財)東京都中小企業振興公社の新製品・新技術開発助成事業(令和2年度)に採択されました。
最新の学術研究においては、ヒトと共生する微生物ががん免疫療法等に利用される薬剤の効果に影響を及ぼすことが示唆されています。
これらの研究において、微生物のどの遺伝子が薬剤の効果に影響を及ぼしているかを特定することが期待されています。
当社は本助成事業において、複数の健常者および疾患者から腸内細菌叢および口腔内細菌叢を収集し、当社独自のシングルセルゲノム解析技術であるbit-MAP®により大規模で高品質なゲノム情報基盤データベースを構築します(図)。
本データベースは、様々な分野でデジタル化された知識と関連付けが可能であり、ディープラーニング等機械による知識発見を加速します。
本事業によるデータベースの開発が早期疾病診断や治療の奏効性評価につながる新しい医療技術を生むオープンイノベーションとして広く社会に貢献するものと考えております。