東京科学大学の研究グループより、次世代シーケンスサービス(16S rRNA遺伝子アンプリコン解析)を活用した研究論文「Microbiome-based profiles of airborne bacteria to support microbial risk assessment in cleanroom environments」が” Regenerative Therapy”に公開されました。
本研究では、再生医療等に用いられる細胞加工施設の空気中に存在する細菌の解析に、弊社次世代シーケンスサービス(16S rRNA遺伝子アンプリコン解析)をご活用いただきました。
細胞加工施設においてコンタミネーションの原因となる微生物モニタリングは必須となっておりますが、培養法を標準的に用いているため、培養できない菌等の同定が難しい問題がございました。今回16S rRNA遺伝子アンプリコン解析を用いることによって、培養を経ずに細胞加工施設における細菌種のプロファイリングを行うことができました。
今後16S rRNA遺伝子アンプリコン解析を進めていくことで、細胞加工施設における微生物モニタリングの指標となることが期待されます。
<掲載論文>
雑誌名:Regenerative Therapy
論文名:Microbiome-based profiles of airborne bacteria to support microbial risk assessment in cleanroom environments
主な著者(所属):水野 満(東京科学大学)、緒方 勇亮(bitBiome)(敬称略)
掲載日:2025年11月1日
DOI: https://doi.org/10.1016/j.reth.2025.10.019
当社は、実験計画の立案から解析手法のご提案、結果の解釈・コンサルテーションまで一貫してご支援いたしました。独自技術である微生物シングルセルゲノム解析に加え、16S rRNA遺伝子アンプリコン解析やメタゲノム解析など、各種サービスに基づくコンサルテーションも提供しております。ご関心がございましたら、service@bitbiome.co.jp までお気軽にお問い合わせください。