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2022.11.9 Research

bit-MAP®解析サービス|学術誌「Frontiers in Microbiology」に、論文”Massively parallel single-cell genomics of microbiomes in rice paddies”が公開されました

京都大学と早稲田大学の共同研究グループより、bit-MAP®解析サービスを活用した研究論文”Massively parallel single-cell genomics of microbiomes in rice paddies“がFrontiers in Microbiologyに公開されました。

本研究では、植物生育促進微生物としてイネ根圏微生物に着目し、品種や肥料が異なる4つの水田土壌サンプルの解析に、微生物シングルセルゲノム解析bit-MAP®をご活用いただきました。
その結果、水田細菌・水田アーキアなど計3,237個のシングルセルゲノムを取得し、水田生態系における微生物の機能に関する知見を得ることができました。
微生物シングルセルゲノム解析bit-MAP®により、イネの根圏における微生物の役割について新たな知見を得るとともに、持続可能なイネ生産のための微生物技術開発に貢献していくことが期待されます。

<掲載論文>
雑誌名:Frontiers in Microbiology
論文名:Massively parallel single-cell genomics of microbiomes in rice paddies
主な著者:青木航(京都大学)、小川雅人(早稲田大学)、松田修平(ワールドインテック)、竹山春子(早稲田大学)、間藤 徹(京都大学)、植田 充美(京都大学)(敬称略)

掲載日:2022年11月3日
DOI: https://doi.org/10.3389/fmicb.2022.1024640

<京都大学からのプレスリリース>
世界初のイネ根圏微生物叢の網羅的1細胞ゲノム解析に成功―コメ生産現場が抱える問題のデータベース化に向けて―

<bitBiome株式会社について>
bitBiome株式会社は、世界最大規模の微生物ゲノムデータベース(bit-GEM)を作り上げ、バイオものづくりに貢献する酵素探索・改変プラットフォームを展開しています。bit-GEMには、従来は解析できなかった微生物の遺伝子情報を正確に読める世界初の「微生物シングルセルゲノミクス技術bit-MAP®」が活用されています。
bitBiomeは微生物シングルセルゲノミクス技術と世界最大の微生物ゲノムデータベースをテコに、脱炭素や循環型社会、医療イノベーションへの貢献を通じたバイオエコノミーの実現に貢献していきます。

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