早稲田大学 竹山教授らの研究チームより、微生物シングルセルゲノム解析技術SAG-gel法の技術検証を行った論文”Validation of the application of gel beads-based single-cell genome sequencing platform to soil and seawater“がISME Communicationsに公開されました。SAG-gel法はbitBiome社のコア技術bit-MAP®にも活用されています。
本研究では、モデル微生物サンプルの解析と土壌や海水などの8種類の環境サンプル解析が報告されています。環境サンプル由来の微生物シングルセルゲノムを網羅的に解析した結果、得られたSingle Amplified Genomeから合計231種の微生物を特定し、そのうち228種がデータベース未登録である事を確認しました。
本研究成果は、オープンアクセス科学誌『ISME Communications』に2022年9月30日に掲載されました。
<掲載論文>
雑誌名:ISME Communications
論文名:Validation of the application of gel beads-based single-cell genome sequencing platform to soil and seawater
主な著者(所属):西川洋平(早稲田大学)、小川雅人(早稲田大学)、細川正人(早稲田大学)、竹山春子教授(早稲田大学)(敬称略)
掲載日:2022年9月30日
DOI:https://doi.org/10.1038/s43705-022-00179-4
<bitBiome株式会社について>
bitBiome株式会社は、世界最大規模の微生物ゲノムデータベース(bit-GEM)を作り上げ、バイオものづくりに貢献する酵素探索・改変プラットフォームを展開しています。bit-GEMには、従来は解析できなかった微生物の遺伝子情報を正確に読める世界初の「微生物シングルセルゲノミクス技術bit-MAP®」が活用されています。
bitBiomeは微生物シングルセルゲノミクス技術と世界最大の微生物ゲノムデータベースをテコに、脱炭素や循環型社会、医療イノベーションへの貢献を通じたバイオエコノミーの実現に貢献していきます。