当社の保有するシングルセルゲノム解析技術bit-MAP®に関連する論文が学術誌「Microbiome」において、2020年1月23日に公開されました。
この論文では、当社取締役CSO細川正人を含む早稲田大学の研究チームが、多種多様な細菌から1細胞ごとにゲノムを解読する技術「SAG-gel」を開発しました。本技術で、未培養の腸内細菌のゲノム解析を行い、腸内で食物繊維を分解するレスポンダー細菌の存在とそれらが持つ遺伝子を明らかにしています。本法を活用することで、ホストに影響を与えうる細菌や遺伝子を探索することが可能となりました。
当社のbit-MAP®は、本論文で報告された「SAG-gel」をベースとしたものであり、本研究により当社技術bit-MAP®の技術的有用性がさらに裏付けられたものと考えております。
引き続き、新たな科学的発見の土台となり、知を爆発的に集積し、医療や産業資源への応用を通じて豊かな世界を実現すべく、事業運営を継続して参ります。
<当研究論文の主な著者>
早稲田大学理工学術院 次席研究員(研究院講師) 細川正人
早稲田大学理工学術院 教授 竹山春子
<掲載論文>
https://microbiomejournal.biomedcentral.com/articles/10.1186/s40168-019-0779-2
<早稲田大学からのプレスリリース>
https://www.waseda.jp/top/news/68124