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2024.7.11 Press

プリンシパルサイエンティストとして三原博士が参画

bitBiomeは地球の微生物の可能性を引き出し、バイオエコノミーの未来を築くバイオテクノロジー企業として、7月1日付で三原康博博士がプリンシパルサイエンティストとして入社したことを発表します。

三原氏はこれまで酵素および微生物を用いた各種の有用物質生産のプロセス開発に携わってきました。中でも味の素株式会社で工業化されたイノシン酸の酵素合成法では、分子進化工学とタンパク質工学を活用した実用的な生体触媒の開発が高く評価され、日本化学会および日本農芸化学会の技術賞を受賞しています。

参画にあたって三原博士は「微生物が持つユニークな潜在能力を利用したものづくりは、持続的社会の実現のための技術として期待が寄せられていますが、目的反応を触媒する酵素の探索に加え、実用的に安定性や生産性を満足するまでの開発には時間がかかることが課題でした。最先端のゲノムシーケンス技術に基づくbitBiome独自の微生物遺伝子データベースおよびその解析技術はこの課題を克服し、生体触媒の可能性を大きく拡大するものです。これまでの経験を生かして新規酵素の実用化を推進することを通じてバイオものづくりの実現に貢献していきたい」と抱負を抱いています。

三原博士がもたらす酵素を活用した有用物質生産のプロセス開発の知識と経験を活用することで、当社は独自の微生物遺伝子データベースと酵素開発プラットフォーム技術をテコに酵素開発から工業化に至るまで、多くのクライアントのバイオものづくりの実現に貢献していきます。

■bitBiome株式会社 概要
bitBiome株式会社は、世界最大規模の微生物ゲノムデータベース bit-GEMを作り上げ、バイオものづくりに貢献する酵素探索・改変プラットフォームbit-QEDを展開しています。bit-GEMには、従来は解析できなかった微生物の遺伝子情報を正確に読める世界初の「微生物シングルセルゲノミクス技術bit-MAP®」が活用されています。bitBiomeは微生物シングルセルゲノミクス技術と世界最大の微生物ゲノムデータベースをテコに、脱炭素や循環型社会、医療イノベーションへの貢献を通じたバイオエコノミーの実現に貢献していきます。詳細については、https://bitbiome.co.jp/をご覧ください。

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