bitBiome株式会社は、2023年11月より、元米国Lanzatech社のWinkler D James博士を中心とした発酵生産チームを発足することをお知らせします。これにより、これまでの酵素探索・改変に加え、バイオものづくりの下流までを担えるべくプラットフォームを拡充し、バイオエコノミー社会の実現に貢献します。
背景
bitBiomeは、2022年7月から酵素探索・改変技術を中心に据えたバイオものづくり事業を本格展開し、幅広い多くの企業からのご相談を多くいただき、協業も進めてきました。一方、バイオものづくりにおいては、物質の生産や量産化をどうするかといった課題も存在しています。
発酵生産チームの設立
こうした課題に対応するための能力を強化すべく、2023年11月1日付で、bitBiomeは発酵生産チーム(Fermentation and Scale-up Team)を新たに設立します。発酵生産チームは、自社内での小規模の発酵槽を立ち上げから、外部パートナー(CMO)との提携を通じた商用スケールまでのプロジェクトに対応できる生産能力を構築していきます。
リーダーシップ
当社発酵生産チームは、11月中に当社に参画予定のWinkler D James博士がリードし、その他発酵分野や生産に豊富な経験を有する複数の専門人材から構成されています。Winkler氏は、NASDAQに上場している米国合成生物学スタートアップの代表企業であるLanzatechで、量産化プロジェクトを成功に導き、多くのプラント立ち上げに関与してきました。
Winklerは、bitBiomeに参画し、バイオものづくりのさらなる革新を実現することを目指します。その経験と専門知識によって、bitBiomeは新たな成功に向けて歩みを進めます。Winklerは次の通り抱負を述べています。”I am pleased to join bitBiome as a leader of the Fermentation and Scale-up Team, one of the most innovative biotechnology companies in the world. I look forward to working with the bitBiome team to achieve success across the spectrum of speciality enzyme, small molecule, and biocatalyst products already being pioneered by the company.”
bitBiomeの今後
Fermentationチームの発足により、bitBiomeは酵素の開発サポートから少量スケールでの実証、そしてスケールアップに至るまで、幅広いソリューションを提供します。
お問い合わせ
報道関係者やパートナーシップに興味のある企業の皆様は、詳細についてお気軽にお問い合わせください。info@bitbiome.bio