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2023.6.5 Press

二酸化炭素(CO2)を直接利用する微生物によるバイオものづくりの促進事業を開始しました

製品評価技術基盤機構 (NITE)より、bitBiomeも参画する国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 (NEDO)のグリーンイノベーション基金事業「バイオものづくり技術による CO2を直接 原料としたカーボンリサイクルの推進」プロジェクトに関するプレスリリースが掲載されました。詳しくはリンクをご参照ください。

参照1:二酸化炭素(CO2)を直接利用する微生物によるバイオものづくりの促進事業を開始 ~ 8機関が共同でNEDOグリーンイノベーション基金事業に参画 ~
参照2:bitBiomeはNEDO「グリーンイノベーション基金事業/バイオものづくり技術によるCO2を直接原料としたカーボンリサイクルの推進」の1社として採択されました(当社2023年3月PR)
 
本事業では、当社およびNITE含む8機関が協力して、CO2 を利用して生育できる多種多様な微生物を収集して約 1,000 株を提供できる体制を構築することを目指します。また、各参画機関の強みを活かし、CO2を原料として利用するために必要な遺伝子情報や機能情報を整備するとともに、これらの情報の利活用を支援する情報検索ツールも併せて開発します。さらに、本事業で得た微生物情報及びその関連情報と、開発した検索ツールを一元的に収載した「CO2固定微生物利 活用プラットフォーム」を構築し、公開します。

このプラットフォームにより、産業界が活用できる CO2 を直接利用する微生物の選択肢が増えるとともに、有用物質の生産を効率化するために必要な微生物関連情報(ゲノム情報、培養条件、代謝系情報等)をワンストップで検索することができるようになります。これにより、バイオものづくりの開発期間を大幅に短縮することができるようになります。

<参画機関>
・独立行政法人 製品評価技術基盤機構
・国立大学法人 東京大学
・国立大学法人 京都大学
・国立大学法人 茨城大学
・国立研究開発法人 海洋研究開発機構
・大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所
・大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施ライフサイエンス統合データベースセンター
・bitBiome株式会社

【bitBiome株式会社について】
bitBiomeは設立から現在まで、培養不要なbit-MAP®により、土壌細菌、海洋細菌、好熱細菌などあらゆる環境細菌などの微生物ゲノムを解析し、2023年5月現在10億遺伝子超を保有する独自のデータベースを構築しています。現在、この巨大なデータベースを活用し、バイオインフォマティクス技術やバイオ実験自動化技術を掛け合わせることで、バイオものづくり産業で重要な酵素などの開発の低コストかつ高速化を実現しています。
bitBiomeでは、世界初の微生物シングルセルゲノミクス技術と世界最大の微生物ゲノムデータベースをテコに、脱炭素や循環型社会、医療イノベーションを始めとするバイオエコノミーへの貢献を目指し、事業展開しています。

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