bitBiome株式会社は、学校法人慶應義塾と疾患に関連する腸内細菌の特定および当該細菌を標的とした新規治療候補品の創出に向けた共同研究契約を2021年8月18日付で締結しましたので、お知らせ致します。
本研究は、慶應義塾大学 薬学部 生化学講座 長谷 耕二教授との共同で、腸内に存在する疾患に関連する腸内細菌を特定し、見出した細菌に作用する新規治療薬を創生するものです。本研究により、当該細菌により引き起こされる様々な疾患の解明および治療に貢献していきます。
最近の知見から、腸内細菌は肥満、糖尿病、大腸がん、動脈硬化症、自閉症などの多くの疾患と関連しており、これらの患者様の腸内細菌叢は健常者と比べて大きく異なることが明らかになりつつあります。特に炎症性腸疾患等をはじめとする消化器に関する疾患と密接に関連していることが報告されています。しかし、細菌が豊富に存在する腸内において、疾患に関連する細菌を特定することは容易ではありません。本研究では、シングルセルゲノム解析(bit-MAP®)手法を用いることで消化器関連の疾患に関連する細菌を明らかにし、また当該細菌に特異的に作用する化合物をbitBiomeが開発中の新規モダリティ創薬プラットフォームにより見出すことにより細菌により引き起こされる疾患のメカニズムの解明および新規治療薬候補を創出することを目的としています。
【bitBiomeについて】
bitBiomeは、地球上のあらゆる微生物の設計図=ゲノムデータを最高解像度で蓄積し、あらゆる産業をupdateします。独自のシングルセルゲノム解析技術bit-MAP®により、これまで培養・解析が極めて難しかった微生物から高効率で全ゲノム配列を取得し、質・量ともに他を凌駕する微生物遺伝子データベースを構築します。これを起点とし、産業パートナーと協調してデータからモノを創り出す革新的バイオ生産プラットフォームを展開します。詳細については https://www.bitbiome.co.jp/をご覧ください。
【本件に関するお問い合わせ先】
bitBiome株式会社
TEL: 03-6205-5662
E-mail: info@bitbiome.co.jp