bitBiomeは2024年10月29-31日、広島国際会議場にて開催される「日本微生物生態学会 第37回大会」にブース出展いたします。
また10月29日には当社主催のランチョンセミナーも開催します。本セミナーでは、微生物シングルセルゲノム解析技術を研究にご活用いただいている京都大学 化学研究所 岡嵜友輔先生より、湖水中の微生物とウイルスを題材にご講演いただきます。
是非ご参加ください。
<展示ブース概要>
日時:2024年10月29-31日(3日間)
会場:広島国際会議場
場所:地下2F 展示室サクラ
<ランチョンセミナー>
日時:2024年10月29日 12:00~13:30
場所:地下2F ヒマワリ
演題:シングルセルゲノム解析を用いた環境ウイルスの宿主同定と感染率評価
演者:京都大学 化学研究所 岡嵜友輔先生
要旨:
メタゲノム解析により環境中のウイルスのゲノムを培養を介さず直接的に取得することが可能となったが、ゲノム情報のみから宿主を予測することは依然難しく、「宿主不明」のウイルスゲノム情報が蓄積する一方である。また細胞集団を解析対象とするメタゲノムでは、細胞ごとの異質性を均質化した情報が得られるため、ウイルス-宿主動態を理解する鍵となる「感染率」の情報を得ることが難しい。これらの課題に答えるため本研究では、湖水中の細菌群集のシングルセルゲノム解析を行い、各細胞のゲノム情報からウイルス(ファージ)のシグナルを検出することで、未知のウイルス-宿主ペアの同定と、ウイルス感染率の評価を試みた。本講演ではシングルセルゲノム解析によって示唆されたウイルス-宿主系統の関係と宿主系統の生態学的特性によるウイルス防御戦略の違いについて紹介する。